与件と課題

セーフティストッパー(開き窓用)の発売以来、多くのお客様から「引違い窓用もほしい」という声をいただきました。

日本の住宅やマンションでは引き違い窓の方が一般的なことから、子どもたちを転落事故から守るため、早急な開発が必要となりました。

そこでSKBひらめき機構設計チームは考えました。

開き窓用の使い勝手のよさを損なうことなく、同じレベルの安心と快適を実現するにはどうすればよいだろうか。


コンセプトと機構設計

引違い窓用の開口制限カナモノには他社製品も存在しましたが、窓の上端か下端に取付けるものがほとんどで、開口制限時にサッシが傾き傷むことや、大きな窓となれば頭上や足元での操作となり、快適性に欠けるという問題がありました。

そこでSKBひらめき機構設計チームは、お年寄りや体の不自由な人にも快適に操作できるよう、窓の天地中央付近サッシ召し合わせ部での開口制限にこだわりました。 さまざまなアイデアと機構が検証され、最終的には「本体+受け(可動アーム)」というシンプルな部品構成が最適であると結論しました。

安全性の確保には最大の努力が払われています。 開き窓用と同じく、専用キーの装備によって、全開・半開の操作を特定の使用者に限定できる仕様を採用。 これにより、子供部屋・病室・福祉施設にも、安心して設置できるとご好評をいただき、ロングセラー商品となっています。

転落防止・自然換気というセーフティストッパー(開き窓用)のコンセプトを受け継ぎ、引き違い窓のある生活空間の、安心と快適を実現しました。

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