SKB会 研修親睦旅行
  SKB会  
   
『SKB会 研修親睦旅行』

  日時:2008/11/14〜11/15
  場所:岡山方面

爽やかな素晴らしい天気に恵まれ、大型バスで東大阪を出発し、一路倉敷へ。
倉敷美観地区で、ロダン作「洗礼者ヨハネ」に導かれ、大原美術館にて鑑賞の秋を満喫、いいものはいい、いつも感動です。
エル・グレコ作「受胎告知」に釘付け。ルチオ・フォンタナ作「空間概念 期待」に、うーんと唸り、宝石のようなギュスタ−ブ・モロ−作「雅歌」にうっとり、名残惜しみ展示場を後にする。

続いて、我がものづくり集団SKB会研修のメインイベントであるJFEスチール(株) 西日本製鉄所 倉敷地区工場見学です。
膨大な敷地に鉄の町を形成、12,000人の鉄の男たち(女性も居られます)が働く、赤い鉄鉱石の山、真っ黒な石炭の山、赤茶けた建造物やパイプライン、オレンジ色に炎を噴出す高炉、200mの煙突、タイヤの数が48個もある巨大トレーラー、高炉から溶け出した湯を運ぶトーピードカーなどなど、まるでメル・ギブソン主演マッドマックスのロケ地です。
鉄の町、工場プラントを一巡し、厚板ミル、ド迫力感動の熱間圧延ラインを見学。
原料の鉄鉱石で高炉により銑鉄をつくり、溶銑予備処理でイオウ・リンなど不純物を除去、転炉で精錬し連続鋳造設備でつくられた鋼板用圧延素材スラブを圧延するラインです。
真っ赤になった塊スラブ(鋼板)が強大なコンベアを圧延機に向かってゆっくりと動き出します。
低いドンドンという音を響かせコンベアローラーを進む、目の前を真っ赤な塊が通過、塊の発する熱に一挙に汗が噴出す。
一瞬の静けさを突然破り、ドォドォドォーと加速し巨大な圧延機に向かってスラブが走り出す。
ダダダ・ダァ!圧延機に呑み込まれて、真っ赤な塊はゴォー!ブシュー地割れのような轟音と共に姿を隠したのもつかの間、ダダダ・ダァ!っと反転して戻ってくる。
圧延工程では、鋼板に付いた不純物を除去するため高気圧の水蒸気を噴射する、水蒸気と不純物がスラブの上を這うように流れていく様は迫力と共に美しい。
この繰り返しで薄く伸ばされた鋼板が出来上がる。
その道の方は、この時の圧延機が発する水蒸気で成分配合などが分かるそうです。 プロフェッショナルですね。
この場を離れがたい、いつまでも飽きないラインです。
興奮冷めやらぬ中、ホテルへ到着。温泉、食事と楽しいひと時を過ごしました。

二日目は、備前焼の窯元を訪れ陶芸体験です。
ものづくり分野での巨匠達、さて出来栄えや如何に? 

続いて、サントリー岡山ワイナリーで、工場見学とワインの試飲を行い、いつまでも乾杯の声が響く中、昼食を取り、一行は帰路へつきました。


SKB会 事務局  谷岡
 
 
 
 
 
     
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