レールがコンパクトなので、施工手間と枠まわりの造作が少なくて済みます。
トータルコストを低減しながら、操作感・インテリアデザイン・静音性にも配慮した半自動引戸レールです。
ルームクローザーはインセット納まりが基本です。上枠へ下からレールを取付けられるので、垂れ壁のレールボックスや点検カバーは不要。両戸袋に対応でき、アウトセットタイプも見えがかりが小さくてすっきり納まります。
初めてでもドライバーさえあれば簡単に施工できます。レール長さをオーダーできるタイプでは加工も不要。吊り込みはワンタッチで、上下調整も建具の木口で行えます。簡単でスムーズに施工できる工夫がつまっています。
ルームクローザーは、戸の開け閉めで発生する音にもこだわって開発しました。
人の感覚に基づいて音を解析する先進的な音質評価を取り入れて部品づくりを行い、静かさを実現。経年による音や操作性の悪化を抑える、レールの“お掃除機能”も搭載しています。
実は、現行のルームクローザー(RCCタイプ)は初期型の発売から15年が経ちます。
基本コンセプトは、引戸を自動で閉じる機能をできるだけコンパクトにして、かつ省施工にすることでした。必要となる駆動装置とブレーキ装置を小断面のレール内に納めて、ワンタッチで吊り込めるのが最良と考え、生み出された製品です。何度かの改良を経て今の形に行き着いています。
新たに発売したRCMタイプはコンパクトで省施工というコンセプトはそのままに、耐荷重を40kgへアップさせました。RCCタイプから10kg増です。いかに軽く戸を走らせられるか?走行力を軽減させるプロジェクトチームを立ち上げ、レールの形状やタイヤの材質など細部にわたり研究を行いました。この結果、駆動装置の小型化が可能になったほか、開扉力も低減し、走行音も低く抑えることに成功しています。
もうひとつ。RCMタイプは戸袋納まりでも全ての部品が交換可能です。開口寸法が大きければレールも丸ごと交換できます。戸袋納まりへの不安をこの手法で解消できれば、新たな市場を作れるかもしれないと期待しています。RCCもRCMも、ぜひ実際に体感してもらいたいですね。
必ず喜んでもらえる製品になっていると思います。